ケンタッキー・バーズタウン編

#17日

本日は、このツアーのメインイベントである Maker's Mark の蒸留所見学&テイスティングセミナー、そして夕刻には Maker's Mark社長の Bill Samuels 氏邸での歓迎レセプションである。

MOTELを8:30にバスで出発後、LORETTOにあるMaker's Markの蒸留所に向かう。
瓶詰めライン、ウェアハウス、蒸留装置、発酵槽など一通り見学&説明後、プラントマネージャー氏(すいません名前をメモし忘れた・・)によるティスティングセミナーを行う。

Maker's Mark の特徴・・

・瓶詰めラインが1本しか無い・・・
すべての製品は、このラインで製造されるとのこと。もちろん、スケジュールに従って、一日1製品のみを作るのだそうだ。ミニチュア瓶から1L 瓶、ミントジュレップやブラックトップもすべてである。
そして、もちろん独特の封蝋である。(この蝋はもちろん社外秘)

・ジャックの項でも書いたが、ウェアハウスへ樽を格納後、殆どの蒸留所では樽の移動は行っていないそうであるが、ここは行っているとのこと。いわく「たぶん、ここだけじゃないかな」とのこと。

・原料にライ麦を使わず、小麦を使っていて、甘みをだしていること。
ライ麦パンと小麦のパンのどっちをよく食べる?・・なんてなことを引き合いに出してた。

テイスティングは以下の通り

Maker's Markと他社の製品を比較したのは、原料における小麦とライ麦の違いを比較して貰いたいとの趣旨。また、チャコールメロウイングのあるテネシーとの比較。
また、Maker's Markではビンテージは行っておらず、4〜6年程度の樽の熟成度合いをテイスティングし、品質を均一にする為バッティングして出荷しているとのこと。尚、ブラックトップは、レッドトップより熟成を2年程度多くした樽を使用して、やはりバッティングして出荷しているとのことで、原酒に関しての差異は無いということである。

さて、バーボンといえば、その熟成に使用する樽は、ホワイトオークの新樽の内側を焦がして(チャーという)使用しなければならないと、決められているわけであるが、この樽の内側を焦がすということを始めたのは、エライジャ・クレイグ氏であるというのが通説になっている。ここまでは、知っていたのだが、なぜ焦がしたか?というのは、いまだ定説が無いようである。

セミナー講師のプラントマネージャー氏によると、エライジャ・クレイグ牧師がバーボンを入れる樽を求めに行ったところ、あいにくバーボン用のは無くやむなく魚を入れていた樽を入手してきたそうな。で、そのままでは臭いがあつので、とりあえず内側を焼いて使ってみた・・・という話らしい・・はっきり言って諸説聞いたことはあるが、この説は初めて聞く説だった・・・・・。

セミナー終了後、ビュッフェスタイルの昼食となる。
とりあえず適当なテーブルに席をとったら、なんとサミュエル氏とプラントマネージャー氏+通訳の桑田さんが同席なってしまった。
サミュエル氏は、私があえて取らなかったデザートをわざわざテーブルまで持ってきてくれてしまったので、食べざるをえなかった・・・(めっちゃ甘いんだよお)そうそう、同席ついでにプラントマネージャー氏に質問したのだが、テイスティングを担当している人は、タバコ厳禁だそうである。やはり、味覚が狂うとのこと。酒については、ちょっとだけ・・・と言っていた。

昼食後は、買い物たあいむ!! ビジターセンターにGIFT SHOPがちゃんと併設されており、Maker's Mark ロゴ物アイテムが各種揃ている。私は頼まれ物を購入、しらいさんはまたまた大量の商品をげえっと。

これで、Maker's Markはおしまい。バスでMOTELに戻り、サミュエル邸に出発するまで自由行動。私としらいさんは、勿論、酒屋に繰り出す。時間があまり無かったので、MOTELに一番近い酒屋で、ちょろちょろゲット。私は頼まれものを入れて3本ほど仕入 れる。例によってしらいさんは、あれやこれや大量に・・・・再び、バスでサミュエル邸へ。
入り口で、一人づつサミュエルさんとの記念写真を・・・


ビル・サミュエル夫妻と白井マネージャー

飲んで食べてよく覚えていない・・・

最後に、サミュエル氏からのお土産に今年のルイビル大学200周年記念ボトルである、ブラックトップ・レッドラベルのサイン入りボトルを一人づつ手渡して頂いた。

このボトルは、開けられないなあ・・・(更にディキシーさんにもサインして貰った)

MOTELに戻ってこの日はおしまい。(だいたい23:30頃MOTELについた)

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